スクールライフ

第3学年進路ガイダンス

 5月10日(金)、3学年進路ガイダンスが行われました。本校進路アドバイザーの飯島俊夫さん、進路指導部長の根本裕文先生からお話をしていただきました。

 進路アドバイザーは生徒と求人企業のベストマッチングのための情報収集や求人開拓活動を行ってくださっています。昨年度求人企業の高校新卒者への期待感は強く、今年度もその傾向は変わらないと予想されています。空前の人手不足に、売り手市場が続いている状態です。ただ、3年以内の離職率は36.9%というデーターもあるとのことで、求人企業もかなり見極めて採用すると考えられます。いかに自分を売り込めるかにかかっています。

 今年度は4月から来校してくださっている企業さんもあります。ありがたいことですが、企業さんが求める人材にあてはまるか、自分に向いているか、最終的に自分が納得できる応募企業を決定できることが大事です。飯島さんはお話の中で、 『自分にとって何が大事か?』優先順位を明確にする。自分がやりたい仕事はなに?やりたくない仕事はなに?自分ができる仕事はなに?避けたい仕事はなに?就職の方向性を考えることも必要だということをおっしゃており、【現状を知る、相手を知る、自分を知る】を考えながら採用試験の準備をしてほしいとのことでした。

     

 次に、進路指導部長の根本先生よりお話をいただきました。就職・進学に対する様々な視点からご指導をいただきました。

 根本先生から、「君たちは可能性のかたまりであるが未知数。企業にとってはまだ価値がない。”私はあなたの企業で働いて成長して自分の価値を高められる人間だ”とアピールしなければ採用してもらえない。」という話をきいて、「焦ってきた」「焦らなくちゃって思うけど、どう焦ったいいか分からない」「昨年は求人票きてたけど、今年も来るか心配」「求人票見てみよう」「オープンキャンパスもう一度行こう」「3年間の休みが10日以内なんて、無理」など、生徒それぞれに何かしら感じることができたようです。

 また、初任給や年収、一人暮らしにかかるお金の話、教育は自分への投資で将来の仕事につながる進学をするべきなど、生徒にとって興味深い話もありました。

 すでにスタートはきられています。今後自分がどう動くべきか、何をすべきか。全員がゴールテープを切る気持ちでいてほしいものです。そうです、スタートはきられたのですから。